サーモンの綴りはなぜsalmonなのか

「死ぬ前の 最後のご飯も これでいい」と思っているくらい、鮭ご飯が好きです。
アメリカでいつも行くスーパーには日本の塩鮭が置いていないので、普通のアトランティック・サーモンを買ってきて、ヒマラヤの岩塩(ピンクソルト)をかけてオーブンで焼きます。炊き立てのご飯に載せて食べるのもいいし、お味噌汁に投入することもあるし、ホワイトソースのパスタに入れることもあります。
料理ができあがったら、家族に「Dinner is ready!」のテキストメッセージを送るのですが、ここでいつも迷うのがサーモンの綴りです。「ん~、何だったかなー?」今日は子どもに聞いて教えてもらいました。サーモンの綴りは何度調べても忘れてしまうのです。
salmonですね。全く発音しない L が入っています。そして、カタカナ発音では「サー」と伸ばすところが「ser」か「sur」か「sar」になりそうなものなのに、そうなっていないのです。
語源を調べると、ラテン語でselが「飛ぶ」を意味し、それがsalに変化して使われているということです。「飛ぶ魚」というイメージなのでしょう。確かに鮭はジャンプしながら川の流れに逆らって泳いでいきます。
このsalmonという語は、人の名前としても使われているそうです。聖書にも登場する名前です。人の名前になっている場合の日本語表記はサモンとかサルモンになることが多いようです。
サーモンは「サルモン」と覚えておけば綴りで迷いませんね。