ネイティブでも間違える、ライダウンとレイダウン

アメリカで英語を使って仕事をしている時は無口な私です。
でも、だんだんと「ネイティブでも英語を間違えることがある」ということに気が付き始めました。
最近よく聞くのが、「横になってください。」のフレーズです。
正しくは Lie down. (ライダウン)
これを間違って Lay down.(レイダウン)と言う人がたくさんいます。
lie(ライ)は「横たわる」という自動詞です。
lay(レイ)は「~を横たえる」という他動詞です。
だから命令形の「横になってください。」の時は Lie down.が正解だし
未来形の「私は横になります。」の時は I will lie down.となります。
この語をなぜ間違ってしまうのかは、過去形が原因になっているのではないかと思います。
lie(ライ)の過去形が lay(レイ)なんですね。
だから過去形「私は横になりました。」が I lay down.となり、「レイダウン」という音の組み合わせが不自然に聞こえないので間違いだと感じにくい。
ネイティブが別々のフレーズを使い、どちらかが間違っていると思われるこのような場面に遭遇した時は、誰がどちらを使ったのかを記憶しておきます。そして英語の文法が説明できる別のネイティブに質問してみます。
ネイティブでも間違えるんだと分かれば、少し気が楽になって、もう少し積極的に話してみようという気持ちになります。