ミソジニーの意味と語源

英単語には意味がなんとなく予想できるものとできないものがあります。出来る時はたいてい見慣れた英語のパーツが組み合わさってできていますよね。予想できない場合は、辞書で調べるとたいてい古典ギリシア語、ラテン語、サンスクリット語のうちのどれかに直接関連しています。
ここからが本題です。ミソジニー(女嫌い、女性差別)という語源についてです。
英語の綴りはmisogynyで、これは名詞です。misoは古典ギリシア語の μισέω (miséō)で、意味は I hate(私は嫌っている)。英語の mis-と同じ。不とか無とかいう否定の意味を持つパーツです。
gynyは 同じく古典ギリシア語でγυνή (gunḗ)で、意味は woman(女性)。
この二つを合わせてmisogyny「私は女は嫌いだ」ということになります。
「hatred of women」と言ったり「He is a woman-hater.」と文章に表したりすることもできます。
(情報元:Weblio)
ここからは余談。存在はするけれども、あまり使われていない言葉です。
「女好き」は philogyny でフィロジニー。philoは「好き」です。「love of women」と言ったり「He loves women.」と文章で説明したりするのが一般的です。
「男嫌い」はmisandryでミサンドリ―。これも「hatred of men」と言ったり「She hates men.」や「She is a man-hater.」と文章で表すのが一般的です。
「男好き」は philandryフィランドリー。これはほとんど使われていない言葉です。造語に近いものとして商品名になったりお店の名前になったりはしているようです。