マザーグース 訳 Sing a song of sixpence

Sing a song of sixpence, a bag full of rye,
Four and twenty blackbirds baked in a pie:
When the pie was opened, the birds began to sing;
And wasn’t this a dainty dish to set before the king?
The king was in the parlour, counting out his money;
The queen was in the kitchen, eating bread and honey;
The maid was in the garden, hanging out the clothes,
There came a little blackbird and nipt off her nose
【和訳】
6ペンスの歌を歌おう ライ麦でいっぱいの袋
24羽の黒ツグミが パイの中に焼かれた
パイが開けられた時に 鳥が歌いだしたよ
これはステキな一皿ではないですか 王様に差し上げるのに
王様は応接間でお金を数えていた
お妃はキッチンでパンとハチミツ食べていた
メイドは庭で服を干していた
そこに来たのは小さな黒つぐみ 彼女の鼻をもぎ取った
(和訳:By Demi)
【語彙】
rye:ライ麦、ライムギ
blackbird:黒つぐみ、クロウタドリ(イギリスで、雄が全身黒色のツグミ類クロウタドリのこと。 北アメリカで、ハゴロモガラスなどムクドリモドキ科の数種の総称。
dainty:おいしいもの、ごちそう
parlor:応接間
nip:~をかむ、~にかみつく、~をつかむ 、~をかみとる、~をかみ切る
a bag full of rye :a pocket full of ryeのバージョンもあります。
The king was in the parlor:The king was in the counting-houseのバージョンも有名ですね。
The queen was in the kitchen :The queen was in the parlorのバージョンもあります。
この歌が何を歌っているのか…。明らかではないようです。
シェイクスピアの『十二夜』2幕に、”Come on, there is sixpence for you. Let’s have a song.”というサー・トービー・ベルチのセリフがあることから、シェイクスピアの時代にまでさかのぼることができるそうです。「シェイクスピアが先か、マザーグースが先か」について書かれたサイトを見つける事はできませんでしたが、マザーグースをヒントにシェイクスピアがこのセリフを書いたと考えるほうが自然かなと私は思いました。どうでしょうか。
この歌には続きがあり、もぎ取られた鼻は元通りになってハッピーエンドです。